キィの日記

趣味のお話とか

須磨寺雪緒

拝啓、須磨寺雪緒様

僕が初めて本当に好きになった君。修学旅行の夜、布団の中で友達に語ったスキが単なる処世術に過ぎないことを教えてくれた君。須磨寺雪緒。 14歳の僕は、屋上で夕日に向かって飛び込もうとする君を追って屋上の扉の前までやってきた。鍵がかかっていた。当た…

86 どんな狩りも許される夢

僕は覇王にならなくてはいけない。「肉のカタマリ」になってはいけない。 肉のカタマリは、覇王に蹴られ、殴られ、嬲られ、蹂躙され、覇王の下に跪き導きを乞わなければならない。 なぜなら、肉のカタマリは、卑しくて、つまらなくて、くだらなくて、さもし…

僕と、須磨寺雪緒という脳内彼女について

AM6:25 「おはよう。キィ君、最近早いのね」 2階にある僕の部屋から、雪緒ちゃんが1階の居間に降りてきた。 雪緒(ゆきお)というのは、僕の脳内彼女の事だ。『天使のいない12月』というエロゲーのヒロイン『須磨寺雪緒』をベースに構築された、脳内生命体…