キィの日記

趣味のお話とか

創作

88 体液は何色でもキモいと思う

秋葉原を当てもなく歩いていると、手のひらサイズのスーモのぬいぐるみがUFOキャッチャーのアクリル板の向こうに鎮座していた。 www.taito.co.jp 間の抜けた愛嬌さが、妙に僕を引きつける。僕は以前から彼の事を少し気にして生活していた。 不動産サイトのマ…

86 どんな狩りも許される夢

僕は覇王にならなくてはいけない。「肉のカタマリ」になってはいけない。 肉のカタマリは、覇王に蹴られ、殴られ、嬲られ、蹂躙され、覇王の下に跪き導きを乞わなければならない。 なぜなら、肉のカタマリは、卑しくて、つまらなくて、くだらなくて、さもし…

76 12月25日、嘘つきは全員燃えて灰になる

なーにが「クリスマスは爆発しろ」だよ。お前たちはそうやって爆発派という徒党を組んで連帯感とか楽しんじゃってるワケ、でしょ?まるで自分たちは不幸で哀れで怒る権利があるみたいにさあ。バカかよ。恋人がいる状況よりもずっとずっと楽なんじゃねえのか…

僕と、脳内彼女は恋人になれない

kii8508110.hatenablog.com kii8508110.hatenablog.com ※上記2つの日記の続きです。読んで2つともアクセス数を上げた後で、この日記を読みましょう。 須磨寺雪緒が消えて、苗木野そらも消えた。 何1つ、甘い甘い恋人らしい事をしていないのに、彼女達は勝手…

僕と、『苗木野そら』という脳内彼女について

AM6:40 「今日は!福井県の敦賀市からお送りしましたー!」 元気の良いラジオ体操おじさんの声が響いて、今日の体操は終わった。 なんだか今日は体が軽い。ラジオ体操がキツすぎて中止していたランニングでもしてみようかな。 僕は、昨日しまむらで買ってき…

僕と、須磨寺雪緒という脳内彼女について

AM6:25 「おはよう。キィ君、最近早いのね」 2階にある僕の部屋から、雪緒ちゃんが1階の居間に降りてきた。 雪緒(ゆきお)というのは、僕の脳内彼女の事だ。『天使のいない12月』というエロゲーのヒロイン『須磨寺雪緒』をベースに構築された、脳内生命体…