キィの日記

趣味のお話とか

僕と、須磨寺雪緒という脳内彼女について

AM6:25

「おはよう。キィ君、最近早いのね」

2階にある僕の部屋から、雪緒ちゃんが1階の居間に降りてきた。

雪緒(ゆきお)というのは、僕の脳内彼女の事だ。『天使のいない12月』というエロゲーのヒロイン『須磨寺雪緒』をベースに構築された、脳内生命体である。

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須磨寺雪緒ちゃんのご尊顔。物憂げな表情通りヤベーメンヘラである。

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【スプラトゥーン2】なぜクラゲさんは道路をペタペタ触っているのか【恐怖】

みんなー!スプラトゥーン2やってるぅ?

今日はスプラトゥーンに出てくるクラゲさんについて新たな説が発表されたのでお伝えしたいと思います。

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スプラトゥーンに出てくるクラゲ

このクラゲさん、時々地面を撫でるようなアクションをすることがあります。

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めちゃめちゃ触っている…。

僕は今まで、「小銭でも探しているのかなぁ」程度に思っていたのですが、ある方が衝撃の新説を発表していました。

それがこちらの自主制作アニメです。

www.youtube.com

クラゲさんはアスファルトに使われていたカキの悲鳴を感じていたんですね…(T_T)

カキの殻等、貝の殻はアスファルトやコンクリートに混ぜると従来のアスファルトの強度そのままに様々な効果が期待出来るそうです。

www.asahi.com

ハイカラスクエアの土木建築にも使われているのでしょうか…?

魚介類が知的生命体な世界観ではちょっと怖いですね(笑)

『どうしようもない僕に天使が降りてきた』の「僕」ってかっこよすぎないか

www.youtube.com

槇原敬之の『どうしようもない僕に天使が降りてきた』、という曲をご存知だろうか。

元カノの目覚まし時計を使っていただけで癇癪を起こし、時計や枕を破壊するヒス女と付き合ってしまった、かわいそうな「僕」の歌である。

この「僕」ってかっこよすぎないか?

前述したとおり、この歌に出てくる彼女(君)はどうしようもないヒス女な訳だけれど、それに対する「僕」のリアクションが聖人のように穏やかなのだ。

今日はそんな「僕」と「君」について歌の頭から解説していこう。

夜中に枕を引き裂くヤベー女

勢い良く閉まったドアで

舞い上がった枕の羽

 こんな書き出しから『どうしようもない僕に天使が降りてきた』は始まる。

「枕の羽」とはもちろん枕の中に入っている羽毛のことであろう。

枕の中身が飛び出るほどの力が枕に加わったらしい。

今夜はついに彼女を

怒らせてしまった

 どうやら怒っているのは「彼女」の方であるらしい。

となると、枕を引き裂いて中身をむき出しにしたのも彼女の方であると推測できる。

枕を引き裂くと、このようになる。

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相当な力を加えなければこれは無理だろう。もしくは刃物を振り回したのかもしれない。

それだけの強い感情表現をしたという事は、彼女の怒鳴り声も相当なものだったのではないだろうか。

つまり彼女は、夜中に、枕の中身が飛び出るほどの攻撃性を示す、ヤベー女、ということになる。

開幕からして不穏だ。

余程、「僕」は酷いことをしたのだろうか。次の歌詞を見てみよう。

昔の恋人のくれた
目覚まし時計を
何度言われてもずっと
使ったのが気に入らない

 僕(キィ)としては「そんな事で!?」と思ってしまうし、実際「僕」も元カノが忘れられないとかそんな深刻な理由でもなんでもなく、「まだ使えるのにもったいない」という軽い気持ちの為にずっと使っているのだろう。

だから彼女に何度も「元カノの目覚まし時計使わないで」と言われても「へいへい」と聞き流していたのだろう。

しかし、そういう積み重ねがついに彼女の不安のスタンプカードをゴールまで押してしまった。

彼女は妖怪「夜中に枕の中身が飛び出るほどの攻撃性を示すヤベー女」と化して枕を破壊して出ていってしまう。

事の重大さをすぐに悟った「僕」

この「僕」のすごいところはここから。次の歌詞を見てみよう。

飛び出した彼女の手の中で
チクタク まるで時限爆弾
近くの空き地に違いない
今すぐ 追いかけよう

 どうやら彼女は目覚まし時計を持って出ていってしまったようで。

僕(キィ)だったら「どうせしばらくしたら帰って来るだろう」と時間に解決を任せてしまうだろうな。

でもこの「僕」は違う。

逃げる彼女が抱える目覚まし時計を時限爆弾に例え、「この問題は一刻を争う」と認識し、対策を講じる。

「彼女」を手の平の上で転がすが如く全てを理解している超人「僕」

走る君の髪で シャツで
揺れるたくさんの白い羽根
いっぱい道路に落ちてる
"本当は探してほしい"

 案の定、空き地への道には彼女の破壊した枕の羽が落ちていました。「僕」の予想は当たった訳で。

そして道路に散らばった羽から「僕」は彼女のメッセージに気づく。

"本当は探してほしい"

わざわざ掃除が面倒な枕を破壊したのは偶然ではなく、意図的なものだったのだ。

服にくっついて、色んな場所に散らばる羽毛があれば、きっと「僕」は「君」を見つけてくれるに違いない。そう彼女は考えたのだ。

そんな事しなくても「僕」は「近くの空き地に違いない」と推理出来る程、彼女を理解しているのだけれど、彼女としては本当に見つけてくれるか不安で、羽毛をばら撒いたのだろう。

「僕」は全てを理解して彼女を追いながら、このように思う。

走る僕の髪で シャツで
揺れるたくさんの白い羽根
君はきっと どうしようもない
僕に降りてきた天使

 これまでの歌詞を考えると、どう考えても、客観的に見て「どうしようもない」のはヒス女の方なのだが、「僕」は「どうしようも無いのは僕の方だ。僕が君を見つけられるように、羽毛で場所を教えてくれる君は天使のようだ」と聖人を通り越してヤベー比喩を使い始めるわけで。

まるでキリストの如く彼女の全てを許し、あろうことか自分の方が懺悔してしまう「僕」はちょっとヤバイかもしれない。

この「僕」の懺悔で1番は終わる。

かなり進んでいた「僕」と「君」

付き合ってもうすぐ1年で
ずいぶん仲良くなったから
キスしたって 抱きしめたって
挨拶みたいに思ってた

「キスしたって 抱きしめたって 挨拶みたいに思ってた」って…

実質セックスやないかーい!

性の喜びを知りやがって!お前許さんぞ!
性の喜びを知りやがって自分たちばっかし、俺にもさせろよ!グギィィィ!…セックス…

それだけ親密な仲だった2人なのに「僕」は「君」にこう言われてしまう。

やっぱり空き地で見つけた
君はなんだか他人みたいに
僕におじぎをしてみせた
"愛を勘違いしないでください"って

 "愛を勘違いしないでください"って、なんのこっちゃい。

ちゃんと空き地に辿り着いただけでは「僕」に満足出来ず、他人行儀に「僕」をあしらう「君」。

マジでめんどくせぇ。強欲すぎるだろ。

君が両手をそらに上げて
目覚まし時計は飛んでいった
まるで誰かを見送るように
そっと微笑んで

「君」は元カノに「あばよ、クソッタレ」とでも言うような表情で元カノの目覚まし時計を放り投げてしまう。

よっぽど「僕」の事が大好きで、元カノが憎くてしょうがないのだろう。

まだ君の髪で シャツで
揺れるたくさんの白い羽根
壊れた目覚ましよりもっと
痛かった君の気持ち

 そんなヤンデレ彼女を「僕」はブッダの如き懐で受け止める。

まだ揺れている枕の羽毛。そこまで激しく羽毛が散るぐらい、枕を破壊する程、「君」は目覚まし時計の事を重く考えていたんだね、と「僕」は理解しました。エスパーかな?

「悪戯」で済ます懐の深さ

 

時々天使は僕らに
悪戯をして教えるよ
誰かを愛するためには
もっと努力が必要

 当然、この「天使」=「君」なわけで。

これだけのサイコじみた破壊行動を前にしても、「僕」は「悪戯」として受け止める。完全にヤバイ。

そんでもってまたもや「君」に対して「僕がもっと頑張らなくちゃ!」と懺悔と反省の念を抱く。

「僕」ってDV被害に遭いやすい奴では…。

聖人「僕」が「君」に最後に放った一言

帰ったら部屋の掃除は
僕が全部やるから
一緒に帰ろう…

 満点どころか無量大数点あげたいよね。

元カノの目覚まし時計を「元カノから貰った物だよ」と何らかの方法でバラしてしまう天然バカな「僕」もおかしいけれど、それ以上に「君」の破壊行動はヤベーわけで。

そんな「君」の破壊行動に一切文句を言わず、むしろ反省し、「羽毛でメチャクチャになった部屋は僕が全部掃除するから、一緒に帰ろう?」なんて言える人間は地上に存在するのだろうか?いやいないだろう。

この歌はタイトル通り「キリストと天使の痴話喧嘩」なのかもしれない。

書評『スローターハウス5』 カート・ヴォネガット・ジュニア

 

 

起承転結も、感情の爆発も無い物語

普通、ドラマには起承転結があって、感情の爆発があって、結末があります。でも、この物語は、いつまでも、いつまでも、ぼんやりした不安に満たされているだけ。

全く、エンターテイメントとしては駄作もいいところで、大衆受けはしないと思う。

じゃあハヤカワ文庫らしく、キモいオタクが喜ぶようなSF的アイテムが出てくるかというと、そんな事はなくて。

そして、第二次世界大戦を扱っているけれど、強い反戦メッセージが込められているワケでもない。

物語に明確な目的を求める人が読むと、このようになる。

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ヴォネガットの家に押しかけてくるツンツンヒロイン感あるアマゾンレビュー。

だから、あらすじを書こうとすると、とても困ってしまう。

とりあえず、ハヤカワさんの書いたあらすじを引用してみる。

時の流れの呪縛から解き放たれたビリー・ピルグリムは、自分の生涯の未来と過去とを往来する、奇妙な時間旅行者になっていた。大富豪の娘と幸福な結婚生活を送り……異星人に誘拐されてトラルファマドール星の動物園に収容され……やがては第二次世界大戦でドイツ軍の捕虜となり、連合軍によるドレスデン無差別爆撃を受けるピリー。時間の迷路の果てに彼が見たものは何か? 著者自身の戦争体験をまじえた半自伝的長篇。

 ちぐはぐで、これを読んでも読みたいとは全く思えない。でも実際、そういう物語だから困る。

僕自身も、ハヤカワさんが書いたあらすじ以上の面白い要約をするのは不可能に思う。

でも、一応、自分の中で色んな事を整理する意味も含めて、あらすじのような何かを書こうと思う。

あらすじ、或いは解説のような、感想文のようなもの

主人公・ビリー・ピルグリムは、ある日突然、時間旅行の力を手に入れた。まるでPTSDのフラッシュバックのように、突発的に、自分の人生のどこか(過去かもしれないし、未来かもしれない)を、追体験出来るのだ。

故に、この小説は、『パルプ・フィクション』だとか、『メメント』だとか、放送時のアニメ版涼宮ハルヒの憂鬱』第1期だとか、所謂、「時間軸をバラバラにした物語」になっている。

では、メチャクチャ分かりにくいかというと、そうではなくて。ヴォネガットの巧みな構成によって、読者自らが時系列を整理して読み直さないと理解できない、といった事はない(そもそも起承転結に意味の無い物語なので理解する必要も薄いのだけれど)。

この時間旅行の能力を軸に、主人公ビリーの人生を断片的に見ていくのがこの物語の大体の流れである。

第二次世界大戦を取り上げているけれど、反戦的メッセージは無い。戦争体験も含めビリーの人生に起こった全てが冷めた文体で淡々と語られる。

作者のヴォネガット自身が実際に捕虜として体験したドレスデン爆撃(ドイツ版東京大空襲のような物で、一説には広島の原爆投下よりも死者が多かったとされる)の描写も、ギラギラと厚化粧をした多くの反戦物語とは違って、あっさり終わる。

起承転結が無く、感情の爆発が無く、結末も無い。この物語は、いつまでもいつまでも、ぼんやりした不安に満たされているだけ。

なぜこのような小説になってしまったかと言えば、主人公ビリー・ピルグリムがそういう一歩引いた視点で人生を見つめている、今風に言えば「やれやれ系」主人公だからだ。

彼をそんな人間にしてしまったのは、この物語に登場する宇宙人「トラルファマドール星人」の影響が大きい。作中で彼らは興味本位でビリーを誘拐し、ビリーと色々な話をして楽しむ。

彼らは「時間」という概念を視覚的に捉えることが出来る。よって、過去も現在も未来も、全ての時間がお見通し。

しかし、彼らは運命に干渉できない。未来が見える彼らに言わせれば、この宇宙はトラルファマドール星人の実験失敗による大爆発で滅びる事が決まっている。

では、実験をやめれば宇宙は滅びないじゃないか、と未来を変えられると信じて疑わない我々人類は思うのだが、どう逆立ちしても彼らに、そして我々人類に、その運命を変えることは出来ないらしい。そういうものだ。

故にトラルファマドール星人は自由意志という概念が理解できない。自由意志は運命に干渉できる、という思い込みの上に成立する概念だから。

この物語においては、未来は変えることの出来ない絶対の運命として描かれている。そして、ビリー自身、トラルファマドール星人的思想を受け入れている。

故にビリーは「やれやれ系」主人公なのだ。

そして、空から美少女が降ってきたり、或いはビームを出すような超能力に恵まれているわけでもない「やれやれ系」ビリーの物語はひどく退屈だ。あの、ドラマチックなはずのドレスデン爆撃でさえも。

そういう薄らぼんやりとした、名状し難い、人の一生を描写するのが本作の目的であると思う。

そういう薄らぼんやりした何かに興味のある人ならば、楽しく読めるだろうけれど、そうでない人には、これほどつまらない物語も無いと思う。 

なので、みんなは読んじゃダメだぜ。

僕は自分とアニメキャラが話している構図を想像できない

最近、アニメキャラと話してますか?

痛いオタクの代名詞。ヤベー奴の代名詞。架空の人物とお喋り。

先日紹介した秋山瑞人の『猫の地球儀』のあとがきですら「作者とキャラの対談は痛い」と遠回しに言われているので、既に10年以上言われている、定番の痛要素という事になります。

kii8508110.hatenablog.com

でも、架空の人物、或いは自分と距離が遠い相手との会話をイメージして文章に起こすって難しくありませんか?

今回は自分と距離が遠い人物と話す小説を書いて、会話トレーニングにならないか検証してみようと思います。

試しに僕とキムタクで話してみよう

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※キムタク・ご存知SMAPの目立つ奴。ギャツビーのCMに出た時のダンスが伊尻のMADによく出てくる。とろろが苦手らしい。マラソンの円谷選手と気が合わなそう。

 

僕「初めまして~キムタクさん!」

キムタク「ちょ待てよぉ。何お前初対面なのに呼び捨てにしてんだよぉ」

僕「え!?してないですよ!僕の中ではキムタクさんはキムタクさんなんで…」

キムタク「ちょ待てよぉ。何がキムタクさんだよオメー」

僕「すいません…じゃあ拓哉さんでいいですか?」

キムタク「ちょ待てよぉ。なんつった今?もう一回言ってみろ?」

僕「拓哉さんやめて…」

タクヤさん「お・じ・さ・ん!?だとぉ!?ふざけんじゃねーよお前お・兄・さ・ん・だ・ルルォ!?」

キムタク「ちょ待てよぉ。誰だオメー」

タクヤさん「皆さんご無沙汰しております。悶絶少年専属調教師のタクヤと申します」

キムタク「ちょ待てよぉ。誰だよ。説明しろ、キィ」

僕「この方は有名なセクシー男優の方ですね」

キムタク「ちょ待てよぉ。聞ィてねぇぞ。つまみ出せ」

キムタク直属の黒服「Yes,sir.」

タクヤさん「怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨…愛ぶっぱなして(辞世の句)」

(黒服に引きずられてサウナ室型の焼却炉に入っていくタクヤさん)

僕「なんとかなりましたね…」

キムタク「ちょ待てよぉ。興ざめだわ。俺帰る」

僕「そんなぁ~」

 

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タクヤさん・ご存知BLEACH作者になってしまった男(なってない)。自伝的小説『ウリで狂ったあと』シリーズなど積極的に執筆活動を行っている。その美しすぎる射精には3000円の価値があるらしい。スポーツジムに精液まみれで通っている。連休が取れるとバリ島にサーファー仲間とサーフィンをしに行くらしい。

反省会をしてみよう

難しかったけれど、一応書き終えることが出来たので、反省会をしてみようと思います。

良くない点1・相手から話題を振ってもらっている

自分は簡単な挨拶でお茶を濁しているのに、キムタクさんはすぐ「呼び捨てトーク」を振って会話を進めていきます。ここは僕が先制で話題を提供して会話をリードするべきでした。

でもキムタクさんに気の利いた話題を提供してる自分ってどうしても想像出来ないんですよね。この部分を自然に想像できるようになればきっと会話が上手くなると思います。

良くない点2・都合の良いハプニングに期待している

このままでは会話が途切れてしまう事が怖く、『タクヤさん』というご都合兵器を出してしまっています。現実の会話には都合の良いハプニングなど起こらないので自分から会話を作っていかなければなりません。

でも都合の良いハプニング無しに会話を円滑に進めている自分って想像出来ないんですよね。この部分を自然に想像できるようになればきっと会話が上手くなると思います。

反省点を見つけるには有効かもしれない

 何も考えず、自然体で書いていけば自分が想像出来ないことは絶対に書けないので、普段の自分の会話思考回路のどこがダメなのか判断するには有効かもしれません。

でもこれだったら、実際の会話音声を録音して検討した方が早いですね。

よって作者とキャラクターの対談にはあんまり会話トレーニングとしての効果は無さそうです。

なので皆さんは作者とキャラの対談SSは書かないようにしましょう。

【お願い】本の帯に「泣ける」と書かないで。【嘆願】

僕は、帯に「泣ける」と書いてある本が嫌いだ。

帯を取っても「そういう」帯が付いていた事実を知っている者には、分かってしまう。

「はぁ、君、結構単純なんだねえ」

そう思われていそうで嫌だ。

僕は、聡明で、理知的で、かっこいい人間でなければならない。しかし、帯に「泣ける」と書いてあると、それが出来ない。

人の目なんて気にしなければいいんじゃないの、という。でも、そういう奴に限って無難な選択をしているものだ。もしくは、人に流されない、キテレツな自分自身を演じて悦に入っているに違いない。違いないのだ。

宇宙人だって、帯に「泣ける」と書かれた本を読んでいる地球人を見たら、きっと侵略を決意するに違いない。

「この星の人間は、きっとバカに違いない。楽に侵略出来るだろう」

だから僕は、聡明で、理知的で、かっこいい人間でなければならない。宇宙人が見ているからだ。地球を守るために、自分を良く見せるのだ。

自分を良く見せようとしている全ての人は、宇宙人から地球を守っているのだ。

あの、オタクだけど彼女がいるアイツも、DQNをボコしたアイツも、刀でクマを倒したアイツも、みんなそうだ。

地球を守る為に、やっているのだ。

だから、帯に「泣ける」と書かないで。

ウンコとカレーとクジラについて

クジラは「カレー味のウンコ」と同じ類の概念である

よくある「究極の選択」の1つに「カレー味のウンコとウンコ味のカレーならどちらを食べるか」という物があります。

食べられそう、食べられなさそう、という相反する性質を交換してさぁどっちという遊び。

クジラもまた魚みたいな見た目なのに、哺乳類に分類される生き物です。

ウンコ味のカレー風に言えば「魚味の哺乳類」といったところでしょうか。

見た目か中身か

人が物を定義するにあたって、その手段は大きく分けて2つあります。

1つは見た目。見たまんまの姿形からどこに分類するかを決める方法。

もう1つは中身。中をよく分析してみて初めて決定する事が出来る高度な分類方法。

この2つのうち、クジラを魚でなく哺乳類であると定義した科学という派閥は中身を重視する傾向が強いと言えるでしょう。

科学者はウンコ味のカレーを食べる

見た目よりも中身を重視する科学者という人達は、ウンコ味のカレーを食べます。

科学の恩恵にあずかっている私達一般人もまた、同じようにウンコ味のカレーを食べるのでしょう。

しかし、ウンコに限りなく近いカレーの事を、我々は本当にカレーと定義することが出来るのでしょうか。

クジラはやっぱり魚なんじゃないの

クジラを分解して調べる、という非常に面倒な作業をして初めて、クジラは哺乳類に分類されます。

しかし、それだけの面倒をやって色々調べてみたところで、クジラの見た目は明らかに魚のそれであるし、生活しているのも地上ではなく海なわけです。

ウンコ味のカレーもまた、成分を調べたり色々と科学的な調査をして、科学が「これはカレーだ!」と太鼓判を押しても、味も風味も限りなくウンコなわけで。

だとすれば、結局のところ「内面を信じるか?外面を信じるか?」という信仰の問題でしかありません。

「でも、カレー味のウンコは、食べたらウンコだからお腹を壊すけれど、ウンコ味のカレーならばお腹は壊さないだろう」

という人もいるでしょう。

しかしカレーの定義には「お腹を壊すか否か」という物は含まれていないのです。

例えば、腐らせてしまったカレーの事を、我々はウンコとは呼ばないでしょう?

ならば「カレー味のウンコ」は「食べたらお腹を壊してしまうカレー」と言い換えることも可能ではないでしょうか。

哺乳類のクジラが海で生活し、魚のような見た目でいるように、カレー味のウンコもまた、味も風味もカレーな究極のウンコなのだから。

【重大発表】ポッポのポテフラ、変わってる【恐怖】

仲夏のみぎり、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

さて、私、キィは、先日衝撃の真実に気づいてしまいました。

ポッポとは

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こいつです。ヨーカドーの中心にある、こいつです。

専門店が増え続けるフードコート界にあって、未だファミレス的に色々なメニューを取り揃えるフードコート界の首領であります。

先日、私は『ポッポのポテフラ細いか太いか』問題について母と真剣に議論をしておりました。

僕「お太い!」

母「お細い!」

僕はケンタのポテトに近い太タイプのポテトだと主張したのですが、母はマックタイプの細ポテトだと主張したのです。それじゃフードコートに大体鎮座してるマックと差別化できねーだろ。

結局議論が平行線を辿った為、我々はヨーカドーに真実を確かめに行く事に…。

「山盛りポテトをご注文のA○×番のお客様~」

おばさんの声がフードコートに響き渡り、ついに真実は白日の下へ。

ポッポのポテフラが変わってる

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な、なんじゃこりゃああああああああああああああああああああああ

 

まんまマックのポテフラじゃん…。入れ物も変わってるし…。

僕が想像してたのはこっち!

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※この写真も中身は僕の想像してる奴じゃない。僕が想像してたのはこの発泡スチロールの容器にもっと太いケンタタイプのポテフラが入ってるやつ!

こんなのポッポのポテフラじゃないよう。

まあ、マックタイプはそれはそれでおいしいからいいけどさ…。

10年以上前に消えていたらしいケンタタイプ

ポッポのポテフラに関するブログ等を調べてみると、大体10年程前には既にケンタタイプの太いポテトフライを採用しているポッポは無くなってたみたいです。

ごめんなポッポ…ちゃんと食っときゃ良かったよ!

血液型占いにケチつけてる奴ヤバイ説

よう、おめーら。血液型占いやってるか?俺は毎日やってるぜ。

でもよう、そんな俺の血液ライフを邪魔する奴が……。

血液型占いアンチ

世に存在する陰謀のうち実に9割以上は事実無根の妄言である。

でもこいつらだけは本当に存在する。

――血液型占いアンチ――

彼らは血液型占いの撲滅を目論んでいる我々人類の宿敵である。

そんな彼らの生態を今日は解き明かしていこう。

占いに科学的根拠を持ち込む科学の狂信者

彼らは科学の狂信者である。

こちらが

「へぇ~。○○君ってO型なんだ~!じゃあ結構大ざっぱなの?ワラ」

と聞くと

「デュフッwwwwww血液型で性格なんか分かるわけないでござるよwwwwwwwwwそんなこと言ったら純血のブラジル人は全員大ざっぱござるwwwwwwwww」

などと。

きめーんだよクソオタクがよ。

俺が大ざっぱっつったら大ざっぱなんだよ。

純血のアラジルだかミソジルだか知らねーが大ざっぱなんだよ。

俺が右って言ったらてめーも右って言えよ。

んなこと言ったらてめーはタロットで引いたカードに科学的根拠を

本当に血液で性格なんか分かるの?

結論から言うと、わかります。

かの有名なギャング、ブローノ・ブチャラティは汗の味から相手の心を読み、交渉を有利に進めていました。

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※公共のバスの中、初対面で15歳の汗を舐め取る20歳。当時Twitterがあったら撮影・拡散されてMAD素材確定である。(2001年頃の出来事)

 

 

汗を舐めて思考がわかるならば、血でもわかるはずです。

精液でもうんこでもしっこでも同様でしょう。

僕も自分の精液を啜った事がありますが、その時は自分の「ずるずるして気持ち悪い」という感情を読み取ることが出来ました。

うんことしっこは試したことはないですが、「カレー味のうんこ」「りんご味のしっこ」のような賞味しやすい物が誕生したら是非一度挑戦してみたいです。

書評 秋山瑞人・『猫の地球儀』

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二冊でワンセットよ。

あらすじ

地球の周囲を回っている、「トルク」と呼ばれるコロニーらしき場所。既にトルク内の人類は滅び、そこでは人間並の知性を持つ猫達が生活していた。

猫達は「大集会」という宗教組織を結成し、トルクを統治していた。

大集会には悩みのタネがあった。地球への上陸を目指す科学者集団「スカイウォーカー」だ。

大集会の教えでは「死んだ猫の魂は流星となって地球へ落ちる」となっている。もし、スカイウォーカー達が地球上陸の為の研究成果を吹聴し、社会が混乱してはマズイ。

故に、大集会はスカイウォーカー達を異端者とし、粛清してきた。

37代目のスカイウォーカー・幽(かすか)は先代のスカイウォーカー達の研究成果を元に、ついに地球突入用のポッドを完成させようとしていた。

しかし、完成直前、取引相手のヤクザのミスで、アジトの場所が大集会にマークされてしまう。

幽は大集会の目を誤魔化すため、スパイラルダイブという格闘技に目を付けた。

スパイラルダイブとは、今、猫達の間で大人気の格闘技である。優勝者は大集会さえも震え上がる権力を手に入れる事が出来た。

幽はスパイラルダイブ最強の猫・焔(ほむら)に野良喧嘩を売り、勝利した。スカイウォーカーの科学技術の前ではスパイラルダイブ最強の猫も赤子同然である。

負けず嫌いの焔は必ずリベンジを申し込んでくる。そして、「自分の獲物である幽には手を出すな」と大集会を牽制してくれるに違いない。

幽の計画は成功した。しかし、焔はそれだけで終わるほど単純な相手ではなくて……。

猫版Falloutだったり、Kerbal Space Programだったり

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Fallout:ご存知核戦争後の荒廃した世界を生き抜くゲーム。ベセスダ・ソフトワークスが制作した3と4が特に有名。

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※Kerbal Space Program:通称KSP。緑色の生命体(通称:緑君)の為に宇宙船を設計し、太陽系を制するゲーム。最近では緑君を非人道的なロケットに乗せ、燃やしたりする遊びが流行っている。

 

人間の痕跡が確かに残るトルクを猫達が歩き回っている描写がFallout的で素敵。幽の宇宙船作りも(僕にはそれが妥当な描写なのかわからないけれど)KSPみたいで楽しい。

秋山瑞人が学生時代に書いた小説のスピンオフと言うだけあって、「好きなもの全部乗せ丼」感がすごい。

終末世界と宇宙開発。というだけでも書けそうなのに、そこに格闘技要素とか、宗教と科学の関係性とか、それに伴うディストピア的要素とか、あらすじでは触れなかったけれどロボット要素とか、そもそも登場人物全員猫なところとか、とにかくモチーフ過多。

それでも1本の小説で、しかも電撃文庫がゴーサインを出す程度には平易な文章で形にしてしまうのだから秋山瑞人は恐ろしい。

ポストアポカリプスとか、ディストピアとか、宇宙とか、男の意地とかロマンとか、猫とか、そういうのに興味がある人は読んで損しないと思う。

児童文学と一般文芸の間にある物語、という意味で正しくラノベラノベしていて読んでいて気持ちがいい。やっぱりラノベはこうじゃないと(あなたがライトノベルと思うものがライトノベルです。ただし、他人の賛同を得られるとは限りません。)

 

 紙の本はもう絶版ぽいので紙が欲しい人は近くの本屋の売れ残りか古本を探そう。